円の他通貨に対する相対的価値
MENU

便秘薬の分類と特徴、使用上の注意・副作用など

「便秘(治療)薬:酸化マグネシウムの副作用」http://www.doyaku.or.jp/guidance/data/H21-3.pdf に便秘薬の分類や特徴、使用上の注意や副作用がよくまとめられていましたので、引用しご紹介したいと思います。

基本的に「薬は毒」です。思わぬ副作用があるものです。せめて初めて使用する前には、お医者さんに相談することをお勧めします。

以下、

■便秘薬の使用上の注意・副作用
■便秘薬の分類と特徴
 1. 機械的下剤(浸透性下剤、浸潤性下剤、膨張性下剤) 
 2.刺激性下剤(大腸刺激性、小腸刺激性) 
 3.自律神経作用薬 
 4.その他(消化管内ガス駆除薬、ビタミンB剤、漢方薬、坐剤、浣腸)
■頑固な便秘を体に優しいサプリで解消する

の視点でまとめました。

■便秘薬の使用上の注意・副作用

安全と思われる酸化マグネシウムでも、習慣性は殆どないけれど、特に腎機能の低下している場合には高マグネシウム血症を生じやすいので注意が必要です。

刺激性下剤は、けいれん性便秘に用いると、けいれんが強くなり、ひどい腹痛を起こすことがあります。

そのうちでも、アントラキノン系誘導体(大黄、センナおよび抽出物)は、これらの薬を使っていると植物のアクが腸の粘膜に沈着して細胞にメラニン様色素が沈着し大腸メラノーシスが発生し、二次的に弛緩性便秘を招くことがあります。

また服用中は尿が黄褐色または赤色を呈するので事前の説明が必要です。連用すると薬の量がしだいに増えていく傾向があります。

mela01
写真左:大腸メラノーシスで黒いヒョウ柄が確認できる。
写真右:健全な大腸の色調である
【出典】http://www.darm.co.jp/health/melanosis.php より

自律神経作用薬は、下剤の補助として、主に大腸刺激性下剤と併用されますが、特に不整脈のある人、妊娠中の人の使用はなるべく避けます。漢方下剤は安全と思われていますが、長期濫用は避けなければなりません。

坐剤は、即効性があり、数分~30分ほどで効果が現れますが、習慣性があり、連用により効き目が悪くなるため、適応は、大腸刺激性下剤で改善できない頑固な便秘などの特殊なケースに限られます。ヒサコジルは、直腸に炎症がある場合は注意が必要です。

浣腸は、肛門近くの便が硬くて、内服薬の作用だけではどうしても排便できないときなど、急場の処置に用いるのは止むを得ませんが、できる限り連用を避けます。妊娠中に使うと流産を促す可能性があるので使用は原則避けます。

以下、「便秘(治療)薬:酸化マグネシウムの副作用」よりご紹介します。

少々読みづらい点があるかも知れませんが、頑固な便秘で悩み便秘薬の使用を考えている方には、一読の価値ありと考えます。

benpiyaku_shurui01

■便秘薬の分類と特徴

便秘薬は大きくは、

1. 機械的下剤(浸透性下剤、浸潤性下剤、膨張性下剤) 
2.刺激性下剤(大腸刺激性、小腸刺激性) 
3.自律神経作用薬 
4.その他(消化管内ガス駆除薬、ビタミンB剤、漢方薬、坐剤、浣腸)

に分けられます。

1. 機械的下剤(緩下剤)

いわゆる緩下剤と言われるもので、浸透圧性下剤、浸潤性下剤、膨張性下剤に大別されます。強力な効果は期待できませんが、安全性が高く長期に使用されることも多くあります。

(1) 浸透圧性下剤

腸管内腔液の浸透圧を高めることにより、腸管内腔への水分の移行を促し、便の水分量を増加させる作用のある薬剤で、①塩類下剤と②糖類下剤の2種類があります。

①塩類下剤(酸化マグネシウム、クエン酸マグネシウム)

非吸収性塩類により腸内容が体液と等張になるまで水分を吸収し腸内容が増加して、腸ぜん動を刺激します。習慣性はほとんどみられませんが、脱水や電解質の変動がみられることがあります。腎・心疾患患者では注意を要します。

酸化マグネシウムは胃では制酸剤として、腸では塩類下剤として作用する極めて緩和な下剤ですが、高マグネシウム血症を生じることもあり、特に腎機能の低下している場合には高マグネシウム血症を生じやすいので注意が必要です。またマグネシウム含有製剤はテトラサイクリン系、ニューキノロン系抗生物質の吸収阻害作用があり、これらの薬剤との同時服用を避けます。

slaria01

②糖類下剤(ラツクロース、ソルビトール)

ソルビトール、キシリトールなどは90%が吸収されますが、20~30gの大量を服用すると、浸透圧性の緩下作用を示します。ラツクロースは、内服すると消化吸収されることなく下部消化管へ移動し、腸内細菌によって分解されて有機酸(乳酸、酪酸)を生じます。

この乳酸の浸透圧作用により、結腸内に水分が貯留し、腸内容物が膨張することで、結腸の蠕動運動が亢進し、排便促進作用が起こります。産婦人科の手術後や子供の便秘などに用いられますが、一般的な便秘薬ではありません。

lcat_lose

(2) 浸潤性下剤(ジオクチルソジウムスルホサクシネート・カサンスラノール配合剤)

界面活性作用により便の表面張力を低下させることで、便中への水分浸透を容易にして軟便化します。副作用、習慣性は見られませんが、効果は機械的下剤の中で最も弱いものです。

(3) 膨張性下剤(カルボキシメチルセルロース)

食物繊維と同様の作用機序で、腸内で多量の水分を吸収することによって糞便量を増やし、その物理的刺激により自然な排便を促します。習慣性はほとんどなく、慢性便秘には最も安全とされますが、効果はあまり強くありません。結腸・S状結腸の内圧を下げるため、憩室症にも効果があります。

2.刺激性下剤

小腸・大腸の運動を亢進させるとともに、水と電解質の分泌を増加させ排便を促す薬で、主に弛緩性便秘に用いられます。けいれん性便秘に用いると、けいれんが強くなり、ひどい腹痛を起こすことがあります。作用機序により小腸刺激性および大腸刺激性に大別されますが、現在使われている刺激性下剤は主に大腸を刺激するものです。

(1) 腸刺激性下剤

①アントラキノン系誘導体(大黄、センナおよび抽出物)

古くから便秘の治療に使われてきた生薬やそのエキスがほとんどです。センナの抽出物センノシドは大腸のAuerbach神経叢を刺激し腸蠕動を亢進させ、排便を促します。作用は強力で、最も汎用されていますが、濫用により習慣性が生じることがあります。

アロエやセンナなどは植物でありますが、これらの薬を使っていると植物のアクが腸の粘膜に沈着して細胞にメラニン様色素が沈着し大腸メラノーシスが発生し、二次的に弛緩性便秘を招くことがあります。服用中は尿が黄褐色または赤色を呈するので事前の説明が必要です。

daiou01

また、アントラキノン系下剤は子宮の収縮を誘発することがあるので、妊娠中の人は流産や早産の危険性があります。薬の成分が母乳に混ざる可能性も高いため、授乳中の使用も厳禁です。

大腸メラノーシスと大腸ガンとの関係は未だに不明ですが、大腸メラノーシスに合併した大腸ガンの報告が数えられないほどあります。

市販の便秘薬の多くはこの種の薬で、用い方は夜服用して翌朝の排便を促すのが基本です。連用すると薬の量がしだいに増えていく傾向があります。

bohhu_tushosan01

②ジフェニール系誘導体(ピコスルファートナトリウム)

腸内細菌がつくるジフェニルメタンという物質により大腸粘膜を刺激するもので、ピコスルファートナトリウムという薬が使われます。食事や生活習慣による腸内細菌叢の分布の違いにより薬効の発現に影響を与えますが、腸管吸収がほとんどなく、母乳への移行もないため妊婦や授乳婦に広く使用されています。

酸化マグネシウムの併用で効果があがり、また薬の量を調節することにより作用の強さを加減しやすいため老人や子供にも広く用いられています。

pico_na01

(2)小腸刺激性下剤(ヒマシ油)

加水分解物が小腸を刺激し排便を促します。作用が強力で速効性で、有害物質の迅速な排泄に有効です。ヒマシ油が代表的薬剤ですが、独特なにおいのため飲みにくく、ほとんど使用されなくなっています。

himashi_yu01

3.自律神経作用薬

自律神経に働きかけて、腸の動きを調整する薬です。ネオスチグミン、塩化カルプロニウムなどの副交感神経刺激作用による腸管運動の促進により排便を促す弛緩性便秘薬です。

通常、下剤の補助として、主に大腸刺激性下剤と併用されます。この種の薬は、自律神経を介して腸を一斉に動かすので、排便を促す効果は高いが、体内に吸収されて全身に影響するため、最近はあまり使われなくなっています。特に不整脈のある人、妊娠中の人の使用はなるべく避けます。

4.その他

(1)消化管内ガス駆除薬

消化管内に無数に存在する小さなガス気泡をシリコンで表面張力を低下・破裂合体させて、流動性を高める消泡作用をもち、腸内ガスの駆除作用と胃粘膜付着粘液の除去作用を発現し、おくび(げっぷ)、放屁として体外へ排出しやすくします。

gas_con01

(2)ビタミンB剤

神経刺激伝達に不可欠なアセチルコリンの生成により、腸管運動亢進を引き起こします。機械的腸閉塞には無効で、副交感神経刺激作用薬(ネオスチグミン)を投与後12時間、またはスキサメトニウム投与後1時間はコリン作用の副作用が増大するので投与は避けます。

(3)漢方薬

下剤として使用される漢方薬は、大黄を組成に含むものが多く、主成分センノシドは大腸刺激性下剤の一種です。漢方下剤は安全と思われていますが、長期濫用は避けなければなりません。

mashi_jinngann01

(4)坐剤

肛門から注入し、直腸で排便反射を直接刺激して蠕動を誘発して排便を促します。直腸の粘膜を直接刺激するヒサコジルと炭酸ガスを発生させて直腸の内圧を高めて排便を促す炭酸水素ナトリウム・無水リン酸二水素ナトリウムという薬があります。

即効性があり、数分~30分ほどで効果が現れますが、習慣性があり、連用により効き目が悪くなるため、適応は、大腸刺激性下剤で改善できない頑固な便秘などの特殊なケースに限られます。ヒサコジルは、直腸に炎症がある場合は注意が必要です。

bisa_cojil

(5) 浣腸

肛門から注入して、直接直腸を刺激する液剤で、グリセリンが使われます。グリセリンは吸水性があるため、腸壁からの粘液と水分の排泄を促し、その刺激により腸運動を亢進します。さらにグリセリンの粘滑性のため、排便が容易になります。

しかしグリセリン単独では刺激性が強いため、50%水溶液として用いられ、最も強力な下剤ですが、習慣性があるので、適応は限られます。

肛門近くの便が硬くて、内服薬の作用だけではどうしても排便できないときなど、急場の処置に用いるのは止むを得ませんが、できる限り連用を避けます。

妊娠中に使うと流産を促す可能性があるので使用は原則避けます。

gliserin01

薬用石鹸は、消化管検査時または手術前後における腸管内容物の排除を目的とされています。

【引用】便秘(治療)薬:酸化マグネシウムの副作用(一般社団法人 北海道薬剤士会 公式サイトより)
http://www.doyaku.or.jp/guidance/data/H21-3.pdf

■頑固な便秘を体に優しいサプリで解消する

頑固な便秘を何らかの副作用のある便秘薬に頼らず、人の体に優しい自然なサプリメントでスッキリ解消する手もあります。例えば、オリゴ糖は腸内の善玉菌を活性化して腸内環境を整え便通を良くしてくれるサプリですが、老若男女を問わず赤ちゃんからお年寄りまで、体質の如何を問わず、頑固な便秘のスッキリ解消に効果があります。

便秘薬、下剤ほどの即効性はありませんが、1週間内で便通を改善される方も多くいらしゃいます。強いて副作用をあげるならば、とり過ぎるとお腹が緩くなることくらいです。

オリゴ糖が様々な方の頑固な便秘のスッキリ解消効果的だった口コミレビューを、オリゴ糖が腸内環境を良くするメカニズムも含め、まとめました。気になる方はこちらから。

1. オリゴ糖が善玉菌を活性化し便秘解消するメカニズム
2. カイテキオリゴとはぐくみオリゴ徹底比較結果の集約
3. オリゴ糖による頑固な便秘スッキリ解消効果を口コミで検証
4. カイテキオリゴの楽天での評価は?
5. 何故、カイテキオリゴなの?その特徴、メリットは

に焦点を絞ってまとめました。

同じカテゴリー「便秘薬の使用上の注意・副作用など」の一覧

頑固な便秘をスッキリ解消する薬剤の使用上の注意・副作用など

便秘薬は大きくは、1. 機械的下剤(浸透性下剤、浸潤性下剤、膨張性下剤) 2.刺激性下剤(大腸刺激性、小腸刺激性) 3.自律神経作用薬 4.その他(消化管内ガス駆除薬、ビタミンB剤、漢方薬、坐剤、浣腸)に分けられます。便秘薬の分類や特徴、使用上の注意や副作用についてまとめました。

記事の続きを読む

抗生物質の副作用で便秘に、解消はオリゴ糖で腸内環境を改善

抗生物質の副作用で腸内細菌のバランスが崩れ腸内環境が悪化してしまうと、下痢や便秘以外にも様々な悪影響を及ぼします。腸内環境を整えてくれる食物繊維や発酵食品、オリゴ糖などを積極的にとる様にしましょう。

記事の続きを読む

アントラキノン系下剤(便秘薬)は大腸メラノーシス引き起こす

アロエやセンナ、カスカラや大黄などの成分を含む刺激性のアントラキノン系下剤は大腸メラノーシス(大腸黒皮症)を発症させます。

記事の続きを読む

便秘薬の使い過ぎは却って便秘を悪化させる

市販の便秘薬には、アントラキノン系の刺激性の下剤が多く、常用すると大腸メラノーシスを発症します。大腸メラノーシスは、黒い色素の沈着が腸管の神経にも影響して、大腸が伸びたゴムのような状態になり、動きが弱まってしまいます。

記事の続きを読む

市販の便秘薬は整腸剤か緩下剤から始める

市販の便秘薬を飲む場合は、腸の働きを整える整腸剤か、効き目が穏やかな緩下剤を使い、最初は用量より少な目に服用します。効き目が現れないときは用量まで薬を増やすか、もう少し作用の強い薬に変えます。

記事の続きを読む

人気記事ランキング

  • 下痢と便秘を繰り返す過敏性腸症候群の原因と症状、治し方について

    大腸の調子がおかしいと思って検査を行っても、炎症や潰瘍など目に見える異常がないにもかかわらず、下痢や便秘、ガス過多による下腹部の張りなどの症状が起こります。下痢型、便秘型、下痢便秘交互型、ガス型があります。過敏性腸症候群の症状、原因、治し方についてまとめました。

    記事の続きを読む
  • 過敏性腸症候群(IBS)ガス型の症状と治し方、オリゴ糖の効果を口コミで実証

    過敏性腸症候群(IBS)ガス型の症状には、お腹の張り、腹鳴、おならがよく出る、おならが漏れる等の症状があります。特にエスカレーターなど後ろに人がいると緊張する、他人の鼻を啜る音や咳払いが気になって仕方ない等精神的にも辛くなります。IBSガス型の症状、原因、治し方についてまとめました。

    記事の続きを読む
  • 辛い!お腹のガスだまりの原因と8つの解消方法

    お腹のガス溜りの原因としては、長時間、座業の仕事が多い、会社や外出先でおならを我慢することが多い、腸のぜん動運動が弱い、生活習慣の乱れ、ガスを発生させやすい食べ物、飲み物のとり過ぎ、喫煙やガムを噛む習慣、便秘などが考えられます。辛いガス溜まりを解消する8つのヒントについてまとめました。

    記事の続きを読む
  • おならが異常に臭いときの解消法、オリゴ糖の効果を口コミで検証

    おならが異常に臭くって部屋の中も臭くって、家の人が部屋に入るとき「くっさ!」と鼻をつまみながら入ってくることはありませんか。おならの異常な臭さの原因は、食べ物にあります。動物性の肉類、油ものやアルコールをよくとるようになると、おならは臭くなります。異常に臭いおならの原因、解消法、オリゴ糖による解消効果についてまとめました。

    記事の続きを読む
  • 大腸憩室炎の原因と症状、治療と予防法について

    大腸憩室とは、腸管の内壁の一部が外側に向かって袋状に飛び出したもので、内視鏡でみると窪みの様になっており、肉食の過多が大きな原因と考えられています。日本では憩室症は40歳以上の人で多く見られるようになってきました。大腸憩室炎の原因と症状、治療と予防法についてまとめました。

    記事の続きを読む
食と健康のアナリスト くまけんちゃんのプロフィール

たかが便秘と侮るなかれ。頑固な便秘が原因でガンになることもあります。下剤や便秘薬に頼らないスッキリ解消法お伝えします。

プロフィールの続きを読む

Copyright© 2017 頑固な便秘を便秘薬(下剤)に頼らずスッキリ解消.com

ページトップ